昨年発表されたシマノの画期的なディスクブレーキの冷却システム「ICE TECHNOLOGIES(アイステクノロジー)」。
ブレーキング時の運動エネルギーとそれにより発生する熱エネルギーに焦点を当て、温度コントロールをブレーキシステムトータルで考えました。
ブレ-キング時に発生する熱を素早く放熱させることで、ブレーキシステムに対してのマイナス要因を減らすことができます。
アイス・テクノロジー採用のブレーキシステムでは、ブレーキのフェード現象が起きにくく、パッドの耐久性が約2倍、ノイズも大幅に低減しました。
このアイス・テクノロジーは基本的に2つの要素からできています。
先ずひとつは、アルミニウム素材をステンレスで挟むという3層構造のローターを採用していること。
この構造により、ローターの表面温度が従来品と比較し、約100℃度下がります。
次にトレイル用に開発された仕様では、ブレーキパッドにアルミニウム製のクーリングフィンを採用。
これによりブレーキパッドの温度を約50℃下げることを実現しました。
ドイツの有名な研究機関「Velotech.de」社がニュー XTRのディスクブレーキの性能実験を行いました。
同社はニュー XTRにラインナップされている全ての径のローターとトレイルモデルだけではなく、クロスカントリーモデルについてもテストを行いました。
また、シマノトレイルモデルで有名なSAINTのブレーキとも比較しています。
テスト結果概略--------------------------
・ニュー XTRのディスクブレーキにラインアップされている全てのローターのサイズ、パッドの組合せをテスト。
結果は、DIN EN 14766やGS基準だけではなく、厳しいVelotech.de社のディスクブレーキの基準をも上回りました。
・Ice-TecのブレーキはDIN+規格で求められている基準の3倍の条件下でも、その耐久性を証明しました。
シマノIce-Techのディスクブレーキが海外研究機関比較テストにおいて、素晴らしい結果を出しました。
上のグラフについて
Ice-Tecのブレーキは、故障するまでの過酷なテストの場合でも、他のブランドのブレーキを超える耐久性結果が得られ、しかも1050ワットの条件下で耐える事を証明しています。
Ice-Tecのブレーキは、故障するまでの過酷なテストの場合でも、他のブランドのブレーキを超える耐久性結果が得られ、しかも1050ワットの条件下で耐える事を証明しています。
*の印は、故障する事なしにテストをクリアしたブレーキ
**は、700Wのテストで既に故障してしまったブレーキ
**は、700Wのテストで既に故障してしまったブレーキ
下の2つのグラフを見ても分かるように、ニュー XTRのディスクブレーキは、他の標準的なブレーキシステムのローターより低い温度を保ち(上のグラフ)、殆どフェード現象を起こしていません(下のグラフ)。
このように、Ice-Tech搭載のブレーキシステムはロングライフの上、信頼でき、安定性に優れています。
